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藤田学のブログ 議と勇

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男たちの大和

 DVDでだが久々に映画を観た。『男たちの大和』、戦後60年の2005年に上映されたものである。大和といえば、世界最大最強の戦艦として知られる。しかし、最後は、無謀な特攻隊として沈んだということは、あまり語られていない。その突撃で、3000人以上が戦死し、今でも海に沈んでいる。
 「歴史は繰り返される。日本は敗れて、目が覚めて気づく。」との言葉。家族や恋人を守るために、命をかける。戦争は、人の死を意味する。人は死んではいけない。だから、戦争は、どんな理由があろうと繰り返してはいけないのである。この歴史は、決して繰り返してはいけない。
 今、政治をみると、「原爆はしょうがない」との防衛大臣発言。「沖縄の自決の歴史に、軍の関与はない」と国の対応を正当化する教科書検定と、緩み、狂い始めている。
 私は、毎年靖国神社を静かに参拝している。戦争で亡くなった人たちの死を悼み、決してその死を無駄にしてはいけなく、平和を心から願うからである。
 だからこそ、今の政治家の発言には絶望を感じている。
 映画の、「敗れて目覚める」。今、公私にこの言葉を噛み締めている。
 たまに、映画鑑賞も良いものだ。目頭があつくなった。
by manabulog2007 | 2007-07-13 23:18